「Creepy Nuts」を味わう at 2022.04.30 TWO MAN TOUR「生業」Zepp Osaka Bayside
Creepy Nutsの味わい方 at 2022.04.30 TWO MAN TOUR「生業」Zepp Osaka Bayside
長くて。
いつの話~~!ですが感想書きたいので書きます。
RHYMESTERとのツーマンでのライブ「生業」に行ってきました。
2022.04.30
— Creepy Nuts (@Creepy_Nuts_) 2022年4月30日
Creepy Nuts TWO MAN TOUR「生業」大阪公演
出演して頂いたRHYMESTER(@_RHYMESTER_ )、ご来場頂いた皆さん、有り難う御座いました!!
photo by @HiroyaBrian pic.twitter.com/Vzxc7PeAB3
2年前、2020年5月9日。開催されるはずだった味園ユニバースでのRHYMESTERとのツーマンライブが中止になってから今日まで、どれほど待っていたか。
あの時、見に行く側としても実際ぎりぎりまで悩んでいたライブ。中止が観客以上につらかっただろう中、決定してくれたことに感謝の気持ちが今は持てています。
ライブ前にしっかり物販に並びました。会場限定のグリーンのロンTをしっかりゲット!普段使いできるデザインほんとありがたい…!
まずはRHYMESTER、念願のMummy-Dさんを…生で…!圧倒的なパフォーマンスはもちろんのこと、時おり見られる大人の色香にこれがレジェンド…と何度も息を飲みました。
大人のダンディな魅力ももちろんありますが、なにより御三方の人間性というか生き様というか、そういうところからの魅力が溢れてました。
RHYMESTERのステージからメッセージをたくさん受け取りました。自分にしか出来ないことは絶対にあって、それを探すのも磨くのも自分次第。どんなことでもいつからでも遅くない。
そして大前提として尊重し合える平和であること。それは自分たち次第なんだということをいろんなかたちで表現されていました。
ライブでここまで言えるのか。「言う」って、「言葉を発する」って、ラッパーは特に重みを感じてるとこあるだろうに。こんなかっこいい大人がいるんだな。歳を重ねることに抵抗感がある僕も生きることに少し希望がもてるかもしれない。と感じるステージでした。
どえらいレジェンドパフォーマンスの後に、Creepy Nutsは果たして…!?とドキドキしていましたが、要らぬ心配。むしろ失礼。ここ数年の成長の軌跡を見せてもらえたと感じました。
Rさんといえば前口上。曲の合間に語るなんの関連性もなさそうな内容から、いかに綺麗に曲の意味やタイトルに流れていくかが本当に職人技。
この日も冴えまくりで真剣に話を聞いていたらいつの間にか曲に繋がっていた。
「のびしろ」に入る直前のオチのにやり顔、「してやられた!!!」とこちらも笑ってしまうくらい本当に綺麗でした。
コロナ禍をとにかくゴロンゴロン泥まみれで転がって、何とか走りながら考えて実行して。その時代を生き抜くこと、その時代のライブのかたちを、何度もトライしてこれでいいのかと参加側も何度もエラーを噛み締めて。正解のない自問自答と決断を繰り返して。ようやく今のかたちを見つけ始めていること。
観客以上に考えてきたはずなのに、こちらにライトをあてて話してくれたことに胸が熱くなって「あぁ、本当にCreepy Nutsだな」と思った次第でした。
この日の「生業」はRHYMESTERとの舞台だからこそ、自身たちが築きあげてきたものをぶつけるかのような雰囲気があった。「生業」の体現。より一層深みと危うさを感じる時間だった。自身の肌にビリビリくる感覚を味わったことで、聞くことができて、見ることができて本当によかったと感じた。
最後は「ザ・グレート・アマチュアリズム」をRHYMESTERとCreepy Nutsでパフォーマンス。Rさんと松永さんのめちゃくちゃ嬉しそうな姿に、こちらもhappyをわけてもらえました。これまで語られているRHYMESTERとの関係を読んだり聞いたりしてきたことがあるかたは「よかったね~~~~~;;;こっちも楽しいよ~~~~!!!」という気持ち溢れたんじゃないかと思います。
自身の選択により生まれる平和を教えてくれたRHYMESTERと、
今の時代を自分たちらしく大切なものを守りながら乗り越えていくことを伝えてくれたCreepy Nuts。
終演後はしっかり音にノった疲労感と脱力感がすごいのに、心は明日から頑張るか~!とギンギンになってしまうような、
背中を押されるどころかバーーーンッ!と殴られたような勢いのあるライブでした。
K.U.F.U、合法、パッ散り、しっかりいただきました。
やっぱスゲーわ、かっこよすぎ!ごちそうさまでした!